~プロローグ~
まだまだ残暑厳しい中ですが、確実に季節は秋へと向かっています。
ついこの間迎えたばかり、と思っていた田植えシーズン。いつの間にか稲穂が頭を垂れ、新米収穫のシーズンになりました。
そう、変わらぬ暑さでも、植物はちゃんとその時期を知って育ち、花を咲かせ、実を付けるのです。
花を咲かせ。。
は、は、ハーーーックショイ!!!
あれ?おかしいな。
夏の疲れが溜まって、風邪でも引いたかな。なんだか鼻水も出るし。やけにサラサラした鼻水だな。ムズムズする。ワッ、急に目まで痒くなり出したぞ!この風邪は一体何なんだ!?
①まず風邪を疑う
症状が出始めたのは9月の2週目あたり。台風が去り、朝晩の空気が少し涼しくなり出すものの、日中は猛暑日の連続で、季節の変化を感じるには程遠い暑さだった。
台風接近の直前に、ひどい片頭痛もあった。のろのろ台風だったので、通過するまでの数日はどんより曇り空。急に雨が降ったり、止んだり、という不安定な天気で、体がずっとだるい感じもあった。
それでも熱はないし仕事を休むわけにもいかず、家事育児や持ち帰りの残務に追われ寝不足も続いていた。
まぁ無理が祟ったかな。
その日は栄養ドリンクを飲み、早めに就寝した。
②夜中の刺客
いつもならあっという間に寝付けるというのに、その日は布団に入るなり鼻水が止まらず、何度も起き上がっては鼻をかみ、たまらず以前処方してもらっていた点鼻薬を使った。点鼻薬は即効性があり、やれやれ、と、ようやく落ち着いて眠りに落ちた。
しかし数時間後、大きな物音でも、尿意でも、こむらがえりでもなく、猛烈な目の痒みで目が覚めてしまった。
眠りながら、無意識にかなりこすっていたらしい。
鏡を見ると真っ赤に充血し、左目はややむくんだように腫れていた。
顔を洗い、目も入念に洗い、保冷剤を包んで目元に当て、こするのを我慢しながら痒みが遠のくのを待った。そのうちにまた眠気がやってきて、今度は朝まで眠ることができた。
③昼間はなんでもない
どたばたと朝の支度を終え、子どもたちを送り出してから出勤し、いつも通りの一日を過ごし帰宅。仕事中は、気が張っているせいか症状がほとんど出ない。いざ帰宅、と車に乗り込んだ途端に、じわじわ目が痒くなる。面白いことに、鼻水がひどい時は目は痒くない。反対に、目が痒くない時は鼻水がダラダラ出る。ところが就寝前になると、どちらも交互に押し寄せてくる。
④花粉症であると認識
ここまで来ると、もはや風邪ではないのは明らかだった。
春にも同じ症状が出ることから、これは秋花粉だと断定。スマホで調べると、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラが主な原因と書かれていた。
※順にブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
これらの花粉の飛散は8月~10月まで。ピークは9月だそう。関東ではブタクサ花粉の飛散時期が12月までと長く、症状もそれに伴い長く続いてしまう場合もある。また、秋花粉はスギやヒノキと違って飛距離はせいぜい数メートル。しかし花粉の粒子が小さく、体の奥深くまで侵入することがあるというのも特徴。そのため、気管支に入って喘息のような症状を引き起こすこともあるので要注意だ。
⑤眼科にて(おまけ)
目の症状が日常生活に支障をきたす程になってきたため、平日休みを利用してついに受診。
そこで診てもらうなり医師に言われたのが「うわぁこりゃ痒そうだねぇ!限界突破しちゃってるよ!」
市販の目薬でごまかしつつ、それでも夜な夜なこすり続けていた目に謝りたい。
強めの抗アレルギー剤と、抗炎症ステロイドの2種の点眼を処方してもらい、帰宅を待たずすぐに点眼。すると、驚くほどすぐに痒みが引いてゆき、痒みに囚われもやがかかっていた頭がクリアになってゆくのを感じた。
アレルギー症状を感じたら、一刻も早く受診することをおすすめしたい。
ちなみに、目はこすり過ぎると網膜剝離などのおそれもあるため、受診までは冷やしたタオルを当てたり、洗眼などでこすらない対処法を取るよう心掛けてほしい。
コメント